三光建設株式会社

ニッテツスーパーフレーム工法

ニッテツスーパーフレーム工法(快適・安心・エコロジー)

スチールハウス協会が普及促進をはかってきた“KC型スチールハウス”を新日鉄の独自開発により防耐火・遮音・温熱性・耐久性など諸性能と使い勝手を大幅に向上させた工法です。

弊社は“ニッテツスーパーフレーム工法”の販売元である新日本製鐵株式会社と工法契約を結び、関東地方の代理店として活動を開始致しました。
“ニッテツスーパーフレーム工法”とは、新日鉄が開発した建物の躯体(骨組み)に関する工法で、現在は3階建て以下の建物に適用可能です。
構造躯体は、亜鉛めっきを施した厚さ1ミリ程度の薄板軽量形鋼を使用しています。木質系・セラミック系の面材を組合わせた、ハイブリッドな「枠組壁工法」(壁や床をパネルとして構成する工法)で、スチールハウス工法をベースに新日鉄が独自開発を加え、性能を向上させました。
共同住宅はもとより、寮・老人福祉施設・店舗など広く低層建築物(3階建以下)に適用いただくことが可能です。

ハイブリットなパネル工法

ニッテツスーパーフレーム工法は、スチール(薄型軽量形鋼)と構造面材(構造用合板、パーチクルボード、石膏ボード、セラミック系面材など)を使用した「壁パネル」「屋根パネル」「床パネル」とで構成されたハイブリッドなパネル工法です。

ハイレベルな躯体性能

スチールハウスに日本製鉄独自の開発を加えたNSスーパーフレーム工法は、防耐火・遮音・温熱性、耐久性や施工性を大幅に進化させました。

3階建ての躯体性能
4階建ての躯体性能
5つの優れた性能
構造性能
枠材に高強度スチールを採用

ニッテツスーパーフレーム工法は、壁や床の面全体で構造をつくる頑丈な枠組み壁工法です。 この枠材にスチールを使用し、ねじで接合することで、木造2×4壁パネルと比較しても優れた 強度を発揮しています。3階建ての建築物は、セラミック系面材の使用により、さらなる耐震性の 向上を実現しています。

高い耐震安全性

ニッテツスーパーフレーム工法は、物件1件毎に厳しい設計基準によって設計されています。 建築基準法に基づき、中規模地震対策(=1次設計)、大規模地震対策(=2次設計)による 構造安全性を確認しています。

多雪地域の3階建て共同住宅でのセラミック系面材の採用が進む

耐力壁が確保しにくい共同住宅や北海道などの多雪地域でセラミック系面材を使った耐力壁の 採用が進んでいます。
防耐火性能
■ニッテツスーパーフレーム工法の防耐火構造

ニッテツスーパーフレーム工法は、「構造材」としての薄型軽量形鋼(スチール)、「構造面材・ 被覆材」が一体となって、防耐火上必要な非損傷性・遮熱性、および遮炎性を確保しています。

1時間耐火性能を実現

構造面材に、不燃で熱劣化の少ない「セラミック系面材」を採用し、被覆材を最適化することにより、「1時間耐火性能※」を実現しました。これによりニッテツスーパーフレーム工法を使った3階 建て以下の低層建築物は、防火地域などの全ての地域において採用が広がっています。

※1時間耐火性能試験:1時間の載荷加熱試験の後、さらに継続して3時間の試験を行い、非損傷性、遮熱性、遮炎性に関する耐火性能基準をクリアしなくてはならない。
温熱性能
外張り断熱方式を標準化

ニッテツスーパーフレーム工法は、住宅全体を外側より切れ目なく断熱材でくるむ、外張り断熱方式を標準としています。断熱性・気密性に優れ、四季を問わず快適な住居空間の実現が可能です。また、構造躯体に経年変化のないスチールを使っていますので、その快適性の持続が可能です。

冬暖かく、夏涼しい快適な住まい

外張り断熱方式で冷暖房の熱を外に逃がさず、また、屋内外のスチールが熱を伝えるため、住居内の温度が均一化します。日中と夜間の温度変化も小さいため、冬暖かく夏涼しく、快適な住環境を実現することが可能です。

新しい空間の活用が可能

屋根から外壁、そして、基礎までを断熱材で連続的にくるむことで、屋根(上部)空間と床下空間の有効活用が可能になります。屋根うらまで利用した大きな空間や、床下(土間)を利用した空間が確保できます。

壁体内結露を防ぎ健康な住まい

壁体内の中空層での結露発生は、目にはふれず、進行すればカビやダニ発生の原因となります。壁体内結露が原因で、住宅を支える重要な構造部分の腐朽までいたることがあります。ニッテツスーパーフレーム工法では、スチールと住空間を断熱材ですっぽり覆うことで、スチールと室内がほぼ同じ温度レベルにななるため、結露の発生を防ぎ、住宅をカビ・ダニからまもる健康な住環境を実現します。また断熱材貫通ビス先端部も、スチールにきちんと打ち込まれているので、結露しません。
耐久性能
経年変化がないスチール

木材は年月が経つにつれて乾燥収縮、ねじれ、反り、割れなどが起きやすく、建て付けが悪くなったり、きしみ音が生じる原因となることなどがあります。床のたわみが進行して元に戻らないクリープ現象は、新築時に問題がなくても5年後、10年後と大きく進化します。一方、経年変化のないスチールを骨組みに使用しているニッテツスーパーフレーム工法は、建築後も新築時と変わらない性能を保ち、快適な住み心地が維持できます。

スチールは耐久性の高い亜鉛めっき鋼板を使用

ニッテツスーパーフレーム工法の骨組みになるスチール(薄型軽量形鋼)には、高性能の亜鉛めっき鋼板が使用されています。この亜鉛めっき鋼板は、日本建築センターの「工業化住宅の耐久性能に関する技術規定」(平成9年7月制定)の中で最高点の評価を得ています。
遮音性能
界壁の遮音性能(空気伝播音の遮断性能)

界壁の遮音性能は、Rr-50(コンクリート厚18cm相当)を実現しています

界床の遮音性能(重量床衝撃音の遮断性能)

上階室から下階室に伝わる重量床衝撃音の遮音性能は、LH-65(コンクリートスラブ厚11cm相当)で65dB以下を実現しています。

外壁の遮音性能(外部騒音の遮断性能)

ニッテツスーパーフレーム工法は、住宅空間を断熱材ですっぽりとくるむ外張り断熱方式を標準化することにより、高い断熱・気密性能とともに外部騒音の遮断性能にも優れています。80dBの外部騒音でも室内では静かなオフィス並の40dB程度に低減します。